最近は、県を飛び越えて救護依頼が増えてきています。

昨日は、5/20に新潟で開催される格闘技大会の救護依頼が入りました。

スケジュールが重複しない限り、当院では救護依頼を断ることはありません。出場する選手は、本気でぶつかり合うのでケガをすることを避ける事はできません。しかし、ケガをした選手の応急処置はその良し悪しで選手のその後の選手生活、通常生活が大きく変わってしまいます。

救護を請け負える接骨院はそう多くはありません。スキー場での救護、柔道大会の救護など定期的に請け負っている接骨院もありますがその多くが柔道整復師の専門学校などの教員(有資格者)や接骨院を経営しながら教員をやっておられる先生に依頼が来ることがほとんどのようです。専門学校の先生方はしっかり整復をする先生方が多いので依頼が固定してあるのだと思います。

このように、救護依頼はほぼ特定の接骨院や先生に依頼が継続してあるのがほとんどなので、逆に言うと救護事態を経験できない接骨院もたくさんあるのが現状です。

我々の本業は救護と言っても過言ではないので、救護を依頼されるような信頼のある柔道整復師を目指し心がけなくてはなりません。

救護依頼の来ない接骨院では結局方向性が変な方向に向いてきてしまいます。安易に「背骨がズレている」「骨が歪んでいる」なんて言うテキトーな柔道整復師になってしまいます。

先日も当院に通っていた患者が都合で名古屋に移動となり、その先で腰痛があり接骨院に行ったそうですが、「骨が3本ズレている」と言われたそうです。情けないですね。そんな人たちばかりです。だから我々柔道整復師の価値が下がっているのです。救護をしていないから腕が無いのは仕方ないですが、テキトー過ぎますね。資格を取ったら何でもありではないのです。我々は医療従事者なんです。本当に情けないです。

我々は堂々と柔道整復師業務をしていきますので、救護依頼がある事に日々感謝しつつ更に信頼を高めていきたいと思います。

色々な、接骨院先生が恥を忍んで「当院の救護に同行したい」と言ってきてくれます。それは恥でもなんでもありません。むしろ勇気ある素晴らしい行動です。