8月7日に開催される、バレエ発表会の救護依頼を頂いております。

バレエの救護? と思われる方も多いと思いますが、実は、スポーツや格闘技などと同じように、いや、それ以上にケガが多いカテゴリーなのです。

バレエで特に多いのがやはり足首付近のケガです。

捻挫をはじめオーバーユーズ(使いすぎ)による腱脱臼(短腓骨筋)などもあります。

短腓骨筋は、腓骨(すねの外側にある骨)の外側から外くるぶしの後ろを腱となり通っていますが、その腱が足首を底屈(背伸びをする時の足首の動き)の際に外くるぶしを飛び越えて前に移動してきます。

足首の捻挫にしても、通常捻挫は内返し(つま先が内側を向く動き)の捻挫が大半ですが、バレエの場合は、外返しで捻挫することがあります。

外返しの捻挫で損傷すると内返し捻挫に比べダメージは大きいのです。

 

バレエは、格闘技選手並みに筋肉を使う意外と過酷な競技と言えますね。

したがって、バレエの発表会のメディカルサポートは欠かせないものになっています。