柔道整復師は、スポーツトレーナーやスポーツ救護を依頼される場合が多い職業です。
柔道整復師は、その名の通り「整復」が認められている免許です。
整復とは、脱臼・骨折の整復です。外れている関節や折れている骨を元の位置に戻すことです。
しかし、現状では免許を持っていても実際に整復できる柔道整復師は一部の人です。本当に残念ですね。
整復ができない人は、当然「固定」においてもその技術は微妙と言ってよいでしょう。
整復ができない先生は言い訳も言います。
「整形外科の許可が無いとできない。」とか「画像で確認しないで整復するのはねぇ」とか。
脱臼は、見れば分かりますし、ヤル気のある先生は現場にエコーを持っていきますので骨折の判断も出来るでしょう。
何を言いたいかと言うと、柔道整復師はスポーツトレーナーやスポーツ救護を依頼されるなら整復・固定ができないなら受けるべきではないという事ですね。依頼する側は、それを確認できない場合が多いはずですから。
聞きづらいでしょうが、スポーツ救護などを依頼される方は、その辺を確認することをお薦めします。大事な選手を守るためです。
何故、当院がこんなことを言うのか?
それは、偶然に居あわせたスポーツ会場で、柔道整復師が救護をやっていていたにも関わらず脱臼が出て担当していた、その先生は何もできずあたふた見ているだけで見かねて代わりに整復したことが多々あるからです。
また、これもたまたま居合わせた会場に救護班がおらず、脱臼を整復したこともあります。
たまたま居合わせたから良かったですが、これでは選手が災難です。
何かあれば救急車を呼べば良いと思っている主催者も多いですが、脱臼などは救急隊がきても整復ができません。たとえ救急救命士が乗っていても整復することができません。
すなわち病院に搬送するまでの間、処置はされないのです。処置が遅れれば、徒手整復ができなくなる場合もあり、手術となる場合もあります。
当院は、整復・固定を多く処置している接骨院ですご安心ください。
当院に依頼して下さいとは言いません。
トレーナーやスポーツ救護をする場合は、整復・固定ができる先生にご依頼して頂きたいのです。全ては選手を守る為です。