交通事故の相談も多い当院ですが、過去には当院に通院していない県外の交通事故患者様からの相談もありました。

 

これは数年前、宮城県仙台市にて起こった自損事故で運転手は死亡し、その同乗者でケガをされた方からのご依頼、ご相談でした。

運転手は、飲酒をしての運転だったようです。同乗者(依頼者)はそれを知らずに同乗してしまい、事故に巻き込まれました。

依頼者は、事故直後は意識不明の重体で、意識取り戻した後も全身数箇所の骨折や足関節の運動不能という運動障害を残した大けがを負ってしまいました。

通常、自損事故の場合、運転手には自賠責保険は適用になりませんが、同乗者には運転手の自賠責保険にて治療や補償を受ける事ができます。

しかし、保険会社は、運転手の飲酒運転を重大な過失とし自賠責保険が適用にならないと医療費や賠償金の支払いを拒否してきたそうです。

このことに悩み、納得がいかない被害者が県外の当院に相談を求めてきました。

このような複雑かつ法的な対応が必要なケースは、提携の弁護士に依頼させていただき迅速に広域なネットワークから仙台在住の弁護士の先生が担当となり、無事自賠責治療に漕ぎ着け足関節運動不能ですから後遺障害にも該当する事案となり、現在も治療が継続されています。

このような複雑かつ当院の治療でない相談も受け付けて対応をしております。